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☆コンドウさんの神秘なお話 第三十五話☆

 こんにちは!セリナーゼです。

今月の神秘なお話を担当させていただきます! 令和もよろしくお願いします(^o^)/

 3月下旬に神奈川県鎌倉市を訪れました。大仏、長谷観音、鶴岡八幡宮といった日本を代表する観光名所が多くあり、1192年に征夷大将軍である源頼朝が幕府を開き、源3代に渡る時代が続きました。学生時代に日本史を専攻してきた私にとって、鎌倉時代はとても印象に残っている時代でもあります。横須賀線の北鎌倉駅で下車し、円覚寺、紫陽花で有名な明月院、建長寺を見学してから鶴ケ丘八幡宮へ向かうルート、亀ヶ谷切通しと呼ばれる山や丘を堀削し、人馬の交通を行えるようにした道を歩いて鎌倉駅に向かうルートもあります。

 私は鎌倉駅で下車し、鳩サブレを購入してから若宮大路沿いにあるカフェに立ち寄り、ランチを取りました。時間もありましたので鶴岡八幡宮と源頼朝公のお墓を訪ねていこうと思いました(^○^)/現在、鎌倉市においては、混雑している場所における飲食をしながらの歩行は条例で禁止されています。神秘なお話をお読みの皆さまも鎌倉を訪れる際には十分ご注意してください。

鎌倉には小学校の社会科見学以来、何度か訪れています。鎌倉は京都とはまた違った文化、歴史を感じますね!切通しを歩いたりしますと武士が今にも出てきそうな感じもします。

 八幡宮に着くと、いつもと違う風景が広がっていました。静御前が舞ったといわれる舞殿から本宮に向かう大石段の横にあるはずの御神木、大銀杏(隠れ銀杏)が無くなっていたのです。よく見ると根だけが横に移植されてありました。樹齢1000年とも言われている大銀杏でありますが、隠れ銀杏となぜ呼ばれているのか、みなさんはご存知でしょうか?

 徳川光圀の「新編鎌倉史」によると頼朝の次男である3代将軍、源実朝を暗殺した公暁が隠れていたことから隠れ銀杏と呼ばれているとのことで、実朝は雪の日の夜に大銀杏の横の大石段で暗殺されてしまったのです。実朝が殺されてしまったことにより、源氏の政権は三代で滅んでしまいました。

 平成22年の3月10日の未明、ドーンという音がしたことから警備員が境内を巡回した所、大銀杏が根本から折れ、倒れているのが発見されました。前日の夕方から吹いていた雪混じりの強風が原因とみられています。平成22年は福井県、宮城県、三重県、長野県において樹齢400年以上の御神木が真っ二つに折れる、倒れるといった現象が続いたそうです。平成23年の3月には東日本大震災が発生しており、御神木が倒れるということは巨大地震といった日本列島を襲う巨大災害の予兆と考えられていた方もいらっしゃったそうです。神霊が宿るとされている御神木が倒れてしまうことは自然界からの注意、警告なのかもしれません。

 倒伏から1カ月後 、大銀杏があった元の場所からヒコバエが芽吹き、倒木した御神木は高さ4メートルに切断、元の場所のすぐ隣に移植され、御神木もヒコバエとともに育っていたそうです。私は頼朝公のお墓を訪ねた後、若宮大路を歩きながら思いました。秋の紅葉シーズンに色づいた八幡宮の銀杏をしばらく見ることができず残念ではありますが、倒れてもまた再生する力、生命力の尊さを大銀杏は教えてくれたのだと。これからも大銀杏の再生、成長をお祈りしつつ見守っていきたいと思います。

 10年以上前、鎌倉を訪れた際に八幡宮の境内で大銀杏の落葉を拾い自宅で保管していましたが、不思議なことに鎌倉を訪れてから保管していた落葉が姿を消しております(ノ_・。) 不思議ですね~

自宅の机周りを探し、姿を現してくれましたら今後の私が書かせていただく神秘なお話で画像をアップしたいと思います(^o^)/

今月も、ご覧いただきありがとうございました!

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