☆コンドウさんの神秘なお話 第六十三話☆

 今回のお話ですが、「鬼滅の刃」の「呼吸の秘密」についてお話を進めていきたいと思います。

 令和3年9月に入り、毎週のように土日放送されていた鬼滅の刃ですが、老若男女問わず大人気のアニメです。25日(土)には地上波初となる「鬼滅の刃 無限列車編」が放送されました。映画は鬼との死闘の末に亡くなった鬼滅隊士たちのお墓のシーンから始まっていきます。

余談ですが親方様と呼ばれている産屋敷(うぶやしき)さんですが四国の方では実在しており、つい先日テレビでも実名者が「病院や飲食店で名前を書くときに少し恥ずかしい」、「難解な苗字で読むことのできる人がいなかったですが、鬼滅の刃のおかげで浸透させていただいた」と答えていました。例えば炭治郎の必殺技の一つである「ヒノカミ神楽 烈日紅鏡」など読みづらいものも本人が修行の中で「よし、この技は烈火が起きて紅蓮の太陽を彷彿し、それが鏡に乱反射を起こさせる感じだから烈日紅鏡にしようかな・・」など試行錯誤しているのかもしれませんね。隊士個人が付けたものなのか受け継がれてきた名前なのか「名は体を表す」といいますが、その名前自体が言霊として力を発動させるスイッチなのかも気になります。

 さて本題に入りますが、あまり人間味を感じさせない機械的な煉獄さんは言動も行動も人間離れしています。それは何より「呼吸」に照準を合わせているからではないかと考えます。「五感で諸々の不浄(現世)を感じ魂では真理を捉える」死は常に隣り合わせにあり、今を最高に生きるために何を最善とすべきか彼は心得ているのです。「肉体ここにあれど本体はすでに高次元におわす」状態です。

要するに意識がすでに三次元(社会)のみに存在しているのではなく、ケダモノの呼吸を使う伊之助(猪頭少年)が言うように「異次元」に身も心も参入していると思われます。

呼吸は全ての「密儀」に通じており、古より古神道に伝わる呼吸法の一つ息吹永世「人は始め息を吐くことで生まれ、死するとき息を引き取る(吸い込む)」そして死を超越した生というサイクルを吸呼(呼吸ではなく吸呼)により森羅万象、天地雷風水火山沢すべてを内包した存在に生まれ変わるのです。

それを作り出している要因の一つとしての「呼吸」なのです。

作中に炭治郎の父である炭十郎は神楽を極めることにより「透き通る世界」という特殊な視界を獲得すると言っています。幽体離脱を例に挙げると、普段無意識下にある可動域を意識できるところまで浮上させるテクニックとして呼吸法と弛緩法を組み合わせ変性意識に持っていきます。すると、もう一つの身体であるダブル(幽体)に気づき、それが本体となります。まさにその視界は「透き通る世界」が3,5次元以上に存在していることに気づかされます。ヨガの呼吸「ピンガーラ イダー」や霊的能力を開花させる「太陽の呼吸 月の呼吸」なども物理的な酸素だけではなく、見えないエネルギーを行使するために行うのです。

 関係して気になることは「ヒノカミ神楽」の12型です。これは12支や黄道12宮が示す「円相」を表しており、これを循環させることで13個目の型が生まれ「炎」から「日」に変化するのではないかと考えられます。また、「炎」の動に対し「火」は静なので、質の違いから呼吸法も違うことが読み取れ、必然的に「日」と「火」も隠語としての意味合いになり「始まりの呼吸」の謎が解けるのでしょう。

 年齢から考えると「スゴい子供達」ですが、キャラクターごとに惹きつけてやまないカリスマ性がそこにはあり、「救いという行動」にある背景には煉獄さんが言った「俺は俺の責務を全うする」という「強き者の責任」が感じ取れます。

呼吸法だけでも電話帳並みの辞典がいくつもあるくらいで、それだけ難解でもあり重要ですが、このアニメを観て一番感じたことは「生きていることに意味」は持たされておらす「生かされている意味」から「生きていく意味」を知りなさいということだと思います。そろそろ紙面が尽きそうですが、今年も残すところ2カ月となりました。まだまだ長引くコロナウイルスを「仏」と思うか「鬼」と捉えるのか、人類がその答えに気づくのはもう少し先になりそうです。さて、香貫山に行って深呼吸してこよう!

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